綿のプリントを水通ししたら色が落ちてしまった事ありませんか?どうしたら良いのかと最近ご質問をお受けする事がありました。
ここでは綿素材についてふれたいと思います。
輸入生地は色柄品質は言う事無いのですが、色落という問題を抱えていますよね。

水通ししたら生地に色が移ってしまったという事でこれは何とかしなくてはなりませんね。

生地の状態を見て、これなら元通りに出来そうとだおもいました。元々はオフホワイトの地に黒の水玉柄なのですが、水づけしたらオフホワイトの部分ががうっすら青みがかり、湿ったまま生地をたたんであったのか他の場所の柄がまるで判を押したように移ってしまっています。これはきっと染料が落ちきっていないのだと思いました。
もう一度すすぎをしてみます。

洗面所のシンクに水をはり生地を浸してみると水が茶色っぽくなりました。

洗濯機で洗いだけを約5分してみます。そのとき規定よりやや薄めになるよう洗剤の量を加減します。
色移りがひどい場合には酸素系漂白剤を洗剤と併用します。
(濃い色が薄くなるかもしれませんので酸素系漂白剤の量に注意しましょう。)
洗濯漕の水が青くなってきました。

効果の程を知る為に再度シンクに水を張り洗い終えた生地をすすいでみましょう。

2~3度すすぎますともう、色の付いた水は出ません。脱水を約2分ほどしてすぐさま竿に生地幅いっぱいに広げて干しましょう。
まだ色が落ちるのでは?と不安な方は色落止めの薬品を使うと良いでしょう。

このように色移りは直すことが出来ました。 
念のためもう一度すすいでみましたがもう色の付いた水は出ませんでしたし擦っても色が付く事はありませんでした。

生地によって判断するところが少々異なりますが綿はこの方法で今まで解決してきました。
色にじみしてしまった方に聞いた原因の多くは下記の通りでした。
・洗い、すすぎが足りない。(これが一番いけません)
・水に漬けたまま長時間放置。
・脱水が不十分。(脱水が出来ていてもやはり洗い、すすぎが出来ていなければ再度水分が含まれると色落につながります が。)
・脱水が不十分なのに、たたんだまま放置。(後ろ側の柄が移る原因ですね)
・広げて干さなかった。

水に浸して水が滴ったまま竿に干す。と本に書いてあったと言うご意見も聞きますが、これはおすすめしません。
色落の範囲を広げる事になってしまうからです。マスカラをたくさんつけたまま涙が流れたところを想像してみて下さい。
生地を出荷する時点で色落しないようにしてくれているのが一番良いのですが、輸入の生地は色落ちしてしまう事がありますので洋服をお仕立てする前に生地を少しカットして水づけしてみることをおすすめします。
刺繍の生地は綿であっても水に漬けるのは禁物です。
色落してから時間が経ちすぎると直せなくなりますのでご注意を。